- 共働き世帯のメリット・デメリット
- 男性と女性の見解の違い
- 家事分担を成功させている夫婦
- 家事分担が上手くいかない夫婦
- 離婚と夫の収入の関係性
共働き世帯が増加していくと同時に、共働き世帯の家事分担が当たり前になってきました。
ところが、家事分担が原因で喧嘩になったり、離婚にまで発展するケースがあります。
それは夫の収入が関係しているのでしょうか?
シビアな問題ですが考えていきましょう。
共働き世帯のメリット・デメリット

共働き世帯には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
- 経済的な余裕ができる
- 子供に良い教育を受けさせられる
- 育児ノイローゼなどの回避
- 将来の年金額の増加
- 家庭と仕事の両立が難しい
- 家事に十分な時間が割けない
- 子供との時間が少なくなる
- 家事分担のイライラ
このように、共働きは現在も将来も経済的に余裕が持てて、子供にもお金を掛けてあげることが出来ます。
その一方、家事と育児の負担が大きく、精神的にも肉体的にも疲れてしまう傾向にあります。
共働きの場合は、いかに家事分担をするかが重要になります。
男性と女性の見解の違い

男性と女性とでは、どのような考え方の違いがあるのでしょうか?
現在家庭を持っているご夫婦の親世代は、父親が仕事をして母親が家庭を守るパターンが多かったのではないでしょうか。
母親はいわゆる専業主婦で、家事を一手に引き受けていました。
男性はそのような状況を、当たり前のように見て育って来ました。
そのため、家事は女性がするものという、固定観念を持っている男性も少なくありません。
女性も同じような環境で育って来たものの、もっと考え方が現実的です。
そこでギャップが生じています。
男性の固定観念
- 家事は女性がするもの
- 子供の世話は女性がする
男性はこれらが頭を離れないため、自分が家事をする事に抵抗があります。
妻から家事の分担を提案されても、積極的にはなれず嫌々やっている状況です。
一方女性は同等の立場で働いているのだから、フィフティフィフティと考えています。
家事も育児も分担してやるべきで、非協力的な夫にイライラするものがあります。
家事分担を成功させている夫婦

ある夫婦の例をとってみましょう。
どんな工夫をしているのでしょうか?
共働き夫婦と、まだ手のかかる子供が1人います。
どちらも正社員で働いていますが、妻は事務職でほぼ定時に退社できます。
夫は営業職のため、帰宅時間は遅いことが殆どです。
それでも夫婦で話し合って家事を分担しています。
【朝】
夫:食事の後片付け・掃除・ゴミ出し・子供を保育園へ
妻:朝食の準備・子供の身支度・洗濯
営業職で出社時間が妻より遅い夫が、食事の後片付けをして、子供を送って行きます。
それぞれの時間帯で、一番効率の良い方法を選択しています。
【夜】
夫:自分の食事の後片付け
妻:子供のお迎え・夕食の準備・子供の世話・食事の後片付け
夜は妻が家事や子供の世話をしますが、夫が早く帰宅すれば当然妻を手伝います。
【休日】
夫と妻2人で家事を終わらせます。
特に分担などは決めずに、出来る方がやるスタイルです。
買い物も1週間分をまとめ買いします。
夫婦の分担をキッチリ決めないため、ストレスがありません。
細かく分担を決めてしまうと、今日は自分の担当じゃないからやらないなど、非協力的になる傾向にあります。
「自分ばかり家事をしている」という不満もありません。
共働きの場合は、お互いの協力が一番重要になります。
更にこの夫婦の良い点は、会話を大切にしている事です。
「ありがとう」「美味しい」「助かった」「ごめんね」「お疲れ様」お互いにそんな声をかけています。
当たり前の言葉ですが、なかなか出来ないものです。
是非とも見習いたい習慣ですね。
家事分担が上手くいかない夫婦

次は家事分担が上手くいっていない夫婦をみていきましょう。
どんな理由があるのでしょうか?
- 自分の分担しかやらない
- 分担がストレスになっている
- 自分だけが損をしていると思う
- 休日も各々好き勝手している
家族の中で協力や感謝の気持ちが失われているパターンですね。
良かれと思って決めた分担が、逆に非協力的な状況を生んでしまいました。
一方が家事をしている時に自分は知らないでは、ストレスも溜まって喧嘩の元になります。
家事も協力して早く終わらせる姿勢が必要です。
家事の殆どが妻だけに負担がかかって、イライラしてしまう場合が多いようです。
そんな時に妻の脳裏には、「離婚」や「夫の収入が少ないから」という言葉が浮かんでいます。
離婚と夫の収入の関係性

夫の収入と離婚は関係があるのでしょうか?
喧嘩と夫の収入
妻のストレスがMAXになると、非協力的な夫とこのまま生活を続けて、果たしてこの先幸せになるんだろうかと考えてしまいます。
そもそも夫と自分の収入が大差ないのに、自分だけが家事をするのは不公平なもの。
夫の収入がもっと高ければ、妻は専業主婦をできるでしょう。
そんな苛々が爆発して喧嘩になります。
「少しは手伝ってくれてもいいんじゃないの?」と言う妻に、夫は「どうして俺がやらないといけないんだ!」と互いの主張がぶつかり合います。
例え専業主婦は望んでいなくても、夫の収入には不満を覚えてしまうでしょう。
収入が少ないのに威張っている夫を腹立たしく感じます。
家事分担が上手く回っていれば、そんなことも思わないはずです。
共働き夫婦の離婚
「厚生労働省が発表している離婚の推移グラフを見ると、2002年を頂点として、毎年20万件以上の離婚が通常になっています。
今や離婚は3組に1組と言われ、それだけ離婚が身近な時代になってきたようです。
共働きも離婚も、もう珍しくない時代になりましたね。
仕事を持って経済的に自立している妻であれば、離婚しても1人で生活していけるでしょう。
しかし、子供のことを考えれば離婚は思い留まった方が良いのかもしれません。
ただ、仲の悪いお父さんとお母さんを見ている子供も辛いものです。
子供の成長過程に於いて、喧嘩する親は良い環境ではありません。
本来は仲良く協力しあう家族の形を、子供に見せたいものです。
先程お伝えした、上手に家事分担を成功させている夫婦を参考に、相手を思いやり感謝する夫婦であれば、離婚も回避できるのではないでしょうか。
離婚に関する悩み・相談については、こちらのブログ記事も参考にしてください。
>>旦那の浮気が原因で離婚したら?慰謝料&養育費の相場について
>>セックスレスで離婚したい?必要年数は何年&証拠の残し方は?
>>離婚すべきかどうか悩む?離婚すべき旦那の特徴&理由10選
>>同棲から結婚すると離婚率が上昇する?同棲期間と離婚率の関係
>>旦那と離婚したいけどお金がない?離婚する時に必要な貯金額